いま積み立てているお金が将来いくらになるのか、老後に毎月取り崩していったら何歳まで持つのか。頭の中でぼんやり考えていたことを、数字とグラフで見えるようにするための道具です。スマートフォンでも使えます。
| タブ | できること | こんなときに |
|---|---|---|
| 残高を予測する | 積み立てと取り崩しの予定から、将来の残高を出す | 「いまのペースで続けたら、65歳でいくら?」 |
| 必要額を逆算する | 使う予定から、必要な一括投資額・毎月の積立額を出す | 「65歳から毎月15万円ほしい。いくら積めばいい?」 |
ふだん使うのは、左の「残高を予測する」のほうです。このマニュアルも、そちらを中心に説明します。
金額の単位はすべて「万円」です。1,000万円は 1000、1億円は 10000 と入れます。桁を間違えやすいので、入力したあとに一度見直してください。
ご夫婦で見るときは、合計の金額で入れます。年齢はひとつしか入れられないので、どちらかの年齢を基準にして、積立額は2人ぶんを足した金額を入れてください。
口座の種類は分けずに計算します。NISA・iDeCo・特定口座をまとめた合計の金額として出ます。iDeCoは60歳まで引き出せないので、そこだけはご自身で意識しておいてください。
細かい設定は後まわしで大丈夫です。まずはこの3つだけ入れて、「シミュレーションする」を押してみてください。
「現在の年齢」と「想定利回り(年)」だけでかまいません。利回りは 5% を目安にしてください。これから積み立てを始める方は、「現在の運用残高」は 0 のままでOKです。
「◯歳から ◯年間 毎月◯万円」の形で入れます。たとえば「今から 30年間 毎月5万円」。年齢を空欄にすると「今から」になります。
グラフと表が出ます。「◯歳のとき」の年齢を変えると、その年齢の残高が大きく表示されます。
| 欄 | 入れるもの |
|---|---|
| 現在の年齢 | いまの年齢。ご夫婦なら、どちらかを基準に決めます |
| 現在の運用残高 | すでに投資に回しているお金。これから始めるなら 0 |
| 想定利回り(年) | 5% が目安。あとで 3% にも変えて、控えめな見通しも見ておくと安心です |
| 運用をやめる年齢(任意) | その年齢で全部売って現金で持つ場合に入れます。以降は増えも減りもしません。空欄なら最後まで運用を続けます |
ボーナスや貯金など、これから投資に回すまとまったお金を入れる欄です。すでに運用しているお金は「現在の運用残高」のほうに入れてください。
| 入れ方 | 「今すぐ一括」か「毎月に分けて」を選びます |
| 金額 | これから入れるまとまった金額 |
| 毎月いくらずつ入れるか | 「毎月に分けて」を選んだときだけ出ます。300万円を毎月5万円ずつなら、60ヶ月かけて入れる計算になります |
「+ 手元資金を追加」で、何行でも足せます。「ボーナス100万円は今すぐ一括、貯金300万円は毎月10万円ずつ」のように、入れ方の違うお金は行を分けてください。必要な投資額の欄には、合計と内訳が出ます。
※ まとまったお金を一度に入れるのが不安なときは、「毎月に分けて」にすると、時間を分散して買っていく形を試せます。
「+ 積み立てプランを追加」で、何行でも足せます。「35歳から10年間は毎月3万円、そのあと5万円」のように、期間ごとに行を分けて入れてください。iDeCoや、ご主人ぶんの積立を別の行にしておくと、あとで見直しやすくなります。
教育費・自宅修繕・車購入など、一度に出ていく大きなお金を入れます。先に用途を選んで、その下に「◯歳のとき ◯万円」を入れます。用途は表示のためだけのもので、計算には影響しません(選ばなくてもOK。リストにないものは「その他(手入力)」で書けます)。
※ 年齢を入れると、その下に「(今から◯年後)」と自動で出ます。積み立て・取り崩しの行にも同じ案内が出るので、暗算しなくて大丈夫です。
「65歳から毎月10万円ずつ、90歳まで」のように、老後の生活費として使う予定を入れます。終了年齢を空欄にすると、100歳まで続きます。
35歳の方が、これから毎月5万円を65歳まで積み立てて、65歳から毎月10万円ずつ取り崩していく場合です。
| 現在の年齢 | 35 歳 |
| 現在の運用残高 | 0 万円 |
| 想定利回り(年) | 5 % |
| 運用をやめる年齢 | 空欄(最後まで運用する) |
| 積み立てプラン | 35歳から 30年間 毎月 5 万円 |
| 毎月の取り崩しプラン | 65歳から 毎月 10 万円 90歳まで |
| 年齢 | 残高 | |
|---|---|---|
| 65歳(取り崩しを始めるとき) | 4,161万円 | 元本1,800万円が、運用でここまで育ちます |
| 80歳 | 6,123万円 | 取り崩しているのに、増えています |
| 90歳 | 8,532万円 | 使い切らず、しっかり残ります |
毎月10万円ずつ取り崩しているのに残高が増えていくのは、4,161万円を5%で運用すると、1年で約200万円(月あたり約17万円)増えるからです。増えるぶんの範囲で使えば、元本は減りません。これが「使いながら増やす」という考え方です。
同じ35歳の方が、手元の300万円を毎月5万円ずつ投資に回し、50歳で教育費300万円、70歳で車200万円を使い、80歳で運用をやめる場合です。
| 現在の年齢 | 35 歳 |
| 現在の運用残高 | 100 万円 |
| 想定利回り(年) | 5 % |
| 運用をやめる年齢 | 80 歳 |
| 手元資金の投入 | 300 万円 / 毎月に分けて 毎月 5 万円 |
| 積み立てプラン | 35歳から 30年間 毎月 5 万円 |
| まとまった売却 | 50歳のとき 300 万円(教育費) / 70歳のとき 200 万円(車) |
| 毎月の取り崩しプラン | 65歳から 毎月 12 万円 90歳まで |
| 年齢 | 残高 | |
|---|---|---|
| 50歳(教育費を出したあと) | 1,808万円 | 300万円を使っても、まだ育っていきます |
| 65歳(取り崩しを始めるとき) | 5,158万円 | 手元資金300万円を足したぶん、例1より多くなります |
| 80歳(運用をやめるとき) | 7,365万円 | ここから先は現金として持ちます |
| 90歳 | 5,925万円 | 運用をやめたので、使ったぶんだけ減ります |
※ 80歳より後はグラフの色が変わります。運用をやめたあとは増えないので、毎月12万円 × 10年 = 1,440万円がそのまま減っていく形です。
「老後に毎月これだけ使いたい」「子どもの大学費用にこれだけ要る」というゴールが先に決まっているときは、こちらのタブが便利です。
すると、その予定をまかなうために「今すぐいくら一括投資すればいいか」と「毎月いくら積み立てればいいか」の2つの答えが出ます。どちらか片方をやればいい、という意味です。
| ◯歳のとき | ここの年齢を変えると、その年齢の残高が大きく表示されます |
| 投入した元本 | 自分で入れたお金の合計 |
| 運用益 | 増えたぶん |
| 取り崩し・売却分 | これまでに引き出した合計 |
| グラフ | 残高の推移。運用をやめたあとは色が変わります |
| 表 | 年齢ごとの残高・元本・運用益 |
いちばん下の「この結果を保存・印刷する(PDF)」を押すと、入力した条件と結果をPDFで残せます。試したパターンを保存しておくと、面談のときにそのままお話しできます。
取り崩しの予定に対してお金が足りなくなると、画面に注意のメッセージが出ます。そのときは、積立額を増やすか、取り崩す金額を減らすか、使う時期を後ろにずらすか。どれがご自身に合うかを一緒に考えていきましょう。
単位はすべて「万円」です。1,000万円のつもりで 10000000 と入れると、1兆円になってしまいます。結果が現実離れしていたら、まず桁を確認してください。
年齢の欄はひとつだけです。ご夫婦で見るときは、積立額もiDeCoも2人ぶんを足した金額で入れてください。たとえばお二人が毎月3万円ずつなら、6万円と入れます。
このシミュレーターは口座を分けないので、iDeCoのお金も自由に引き出せる前提で計算します。実際には60歳まで引き出せませんので、それより前の大きな出費は、NISAや預金でまかなえるかを確かめてください。
年5%という利回りは、あくまで前提です。将来の運用成果を保証するものではありませんし、相場は上下します。また、税金・手数料・物価上昇(インフレ)は含めていません。